水銀を含んだ砂金の分析②

ありがたいことに今年も分析装置を販売することができました。

TM4000PlusⅡ(EDX付)。↓↓

卓上顕微鏡 Miniscope® TM4000II/TM4000PlusII :日立ハイテク (hitachi-hightech.com)

となれば、やることは決まっています。

後輩君(今回は2名のS氏)を例のごとく昼飯で買収し、サンプル測定。

後輩君にほかにこんなのやって、て言う人いないの?って聞いてみたところ

「いません!!」

と言われましたw

後輩君いわく、普通の人はSEMで測定したいものなんてないんじゃ?って、確かにそうかも。

 

さて、今回測定したのは昨年測定した水銀を含んだ砂金を2つに割、断面を見てみようと。

研磨機で手研磨しようと思いましたが、小さすぎる、脆すぎるので断念。

サンドペーパーで磨いてみました。

まず、磨き方が雑すぎましたorz

ですがとっても意外な結果になりました。

 

昨年のサンプル分析では

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このように金も水銀も検出されていましたが、今回は

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金ではなく、また水銀も検出されず、全面ほぼ鉛(Pb)、SEM像はこんな感じです。

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まさかEDXの調子が悪い?

そうすると納品できない、明日検収やぞ汗

って、なった私とS君は水銀がついていないであろう砂金を図ってみました。

すると

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ちゃんと金出てる。

じゃぁ、鉛が出たのも正しいのね。

水銀でなくて鉛、なんでだろう。

となったのですが、これはちと調べなければいけないのかな。。。